この日、強い北風が吹き抜ける海岸線は真冬の様相を呈していました。
そして、強風によってカメラが煽られ、まともに撮影できないほどでした。
写真がブレているのはそのためなのですが、今回はあえて掲載することにしました。

D600、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED、F18、SS2、±0EV、18mm、ISO100

D600、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED、F22、SS1、±0EV、18mm、ISO100

D600、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED、F25、SS1.6、±0EV、35mm、ISO100
撮影場所:北海岸石門
スポンサーサイト
ネボトケさんヤブ遅くにお邪魔してま~すッ!
今回はまたまた要塞のような、城壁の跡のような。
実はわたし、こういう寂しげな風景も風流に感じるものです。
海岸に行き、こういう風景があると砂浜に埋もれるようにして座ったりしながらずっとその風流な雰囲気に溶け込むようにして枯れた流木のように何時間も過ごしたりするものです。
宮崎県にいたころに偶然に出逢った出稼ぎの工事現場の二人に教えていただいたまだ知られていない学校の廃墟が山奥にあって、宮崎を離れる前にはそこにとりつかれたように何度も足を運んでは日が暮れるのも忘れて撮影したり、またその在りし日の残骸が差し込む光に照らされる様に見とれていたものです。
この写真にもそういう雰囲気を感じるものです。
そうそう、わたしの父の出身地である五島列島には勘次ヶ城[ガは方言で勘治の城という意味]という勘次という人が造った建造物があるものですが、ネボトケさんの写真をみながら昔を思い出していたものです。
まだ宮崎県のその学校の廃墟はブログに載せてはいないのですが、そのうちに載せてみようかと思っているものです

要塞のような建物は国民党政府と共産党政府の関係が緊迫していた時代、
海岸線の監視のために造られた軍事施設です。
両岸の自由な交流が実現した今、もう使われることはありませんが、
海岸線のあちこちに撤去されることなくそのまま放棄されています。
志村ゲンさんは廃墟に興味があったんですか。風流ですね~
私も最近ちょっと興味が出てきたので、来年あたり撮ってみようかと思っています。
でも、そうなると、時間がますます足りなくなりますね。
>在りし日の残骸が差し込む光に照らされる様に見とれていたものです
その気持ち、よくわかりますよ。
廃墟には在りし日の記憶が詰まっていて、訪れる者に訴えかけてくるところがあります。
都会に住んでいるので、なかなかそのような廃墟に出会えませんが、
あるところにはあるはずなので、チャンスがあったら、探してみようと思います。
志村ゲンさんの廃墟の写真、楽しみにしていますよ。
いろいろ感想を分かち合ってくださり、ありがとうございました。
一枚目は、沢山の手が 海に向かって精一杯伸びているような・・・写真というより、グラフィックデザインの様な感じで、強烈な印象です。
石門は煉瓦と石の組み合わせが面白いです。
沢山の手が海に向かって伸びているとは言いえて妙ですね。
苺ばばろあ さんの豊かな想像力には毎回関心させられます。
>煉瓦と石の組み合わせが面白いです。
実は、私もこのレンガと石を組み合わせが面白いと思い、シャッターを切ったのですが、
もう少し近づいて撮ればよかったかなぁ~と撮影後反省しました。
夕暮時の空よりこの壁のほうがずっと面白いですものね!
コメント、ありがとうございました。